みなさん、こんにちは。
いやはや、昨夜のなでしこジャパンの試合はひどすぎた。
優勝候補筆頭のスウェーデンに対して何の準備もなく、あえなく撃沈した。
まるで女子校と成人女性のチームの試合のように見えた。
そうでなくとも、肉体的に劣っているのに、なでしこジャパンの選手には筋肉はなく、ダッシュ力もなく、アスリートの肉体になっていなかった。
なでしこリーグは一体何をしているのだろうか?
以前からメモしてきたように、いまの女子サッカーにはいくつかの根本的な問題がある。
(あ)女子供横綱の問題
澤穂希、宮間あやの時代のなでしこの選手たちは、女子サッカーや女子サッカー部のない時代のサッカー選手である。
澤選手は、「女の子になのに」サッカーなんてと言われて育った。女の子なのに男の子たちの中で、男の子のようにプレーを要求されて成長したのだ。だから、平均身長体重では日本の男子にまさる欧米の女子に対抗できた。
ところが、いまのなでしこジャパンの選手は、優秀選手は、わずかな強豪校、特に常盤木学園に全員が集められてしまう。そうなると、チームは、女横綱選手だらけになり、一人ひとりが手をぬていても、100%勝利するという状況になれてしまう。
また、同じような状況にあっても、優秀選手に対しても肉体トレーニングを必須条件に課す、冬場の死のトレーニングを課す、青森山田のようなことをやらない。
だから、なでしこリーグのトッププロになってもまったく基礎トレーニング、つまり、サーキット・トレーニングや、基本技術や筋トレを行わない。
そして、常盤木学園からINAC神戸や日テレ・ベレーザに入るために、常盤木学園OGクラブのようになり、同じことを大人になっても繰り返すだけ。
だから、U17W杯で世界チャンピオン、U20W杯で世界チャンピオンになった杉田妃和
世界一の才能がどうして伸び悩む?どうしてこんな凡庸な選手になってしまった?や長谷川唯などもまったく成長していなかった。

清水梨紗選手
才能がいくら良くても鍛えなければ凡人だ。
私が個人的に一番衝撃を受けたのが、U17W杯とU20W杯のMVPに輝やいた杉田妃和が、フィジカルにまったく大人にならず、ひょろひょろになっていたということだ。
いったい何があったのか?
(い)メンタルトレーニングの欠如
サッカーは、もっとも番狂わせの起こりにくいスポーツである。
だから、予選リーグ3位突破のなでしこジャパンが、予選リーグ1位のスウェーデンに勝てる可能性はゼロだった。
予選リーグを余裕で1位突破する力がないチームが上位へ行ける可能性はゼロ。
にもかかわらず、いまの女子サッカーは、ユースのU17W杯優勝、U20W杯優勝で調子こいた長谷川唯のこのスタイル
から、これが流行している。
もともとはフランスのジダンとアンリ時代のアンリがやりやじめたやつだが、ストッキングを膝小僧より上まで伸ばして、膝小僧に傷がつくのを嫌うというものだ。
ユニフォームの着用の仕方には規則がある。そういう規則を自分の価値観で変える選手は注意すべきだろう。アンリはW杯で優勝したからまだ余裕をかませるが、なでしこジャパンの選手はまだユースしか科優勝していない。
これを今回のなでしこジャパンはかなりの選手がやっている。
男女問わず、膝に怪我するのが嫌だったら、サッカー止めたら!
と俺は言いたい。芸能界へ行けよ。酒井や三苫のことだぞ!
膝小僧の怪我が嫌なら、バレーボールの選手のように膝にサポーターをつけるべきだ。
一方、スウェーデンの選手たちはだれもこんなストッキングの履き方をしていない。
ちなみに、私は現役時代、スネ当てもストッキングも嫌い、ほとんど普通のソックスのように足首に落ちるままにしていた。骨太だったため、スネ当てしなくれも相手のスネより強かった。
ところで、柔道の100kg超級の原沢選手にもなでしこJAPANのようなルーズさがあった。
服装のだらしなさに、この男のだらしなさが見える。
審判が何度も服装を直せと指導したにもかかわらず、すべての試合で右側の道着が帯に通らず、みっともない感じだった。性格に乱れと言うか、だらしなさを感じさせる"何か”があった。
今回のなでしこにもこうしただらしなさが目立った。
特に、GKの山下のあるき方がまるで男のようで、どこぞのチンピラのようなのさのさとしたあるき方だった。俊敏性のかけらもなく、あれでは、相手にまったく驚異を感じさせなかった。
おそらく、なでしこジャパンで、個人の問題であるべき、LGBT問題を煽りだした1人に違いない。試合前の写真撮影で、イギリスのマネをして片膝立ちをしたという。
こういう余計なことに気を回す暇があるなら、少しでも服装の乱れや、練習の乱れに気を回すべきだろう。
(う)リーダーシップの問題
今回のなでしこJAPANには、足技がうまく、それにより他のリーダーから使われるタイプの選手だけが集まっていたように思う。
10番という背番号を渡された岩渕真奈は使われる選手だ。人を指図して従わせるタイプではない。
同様に、MFの大半はボランチで、それも「つなぎ役」の使われる選手でしかない。
三浦
プロなのに頬がぽっちゃりってどういうこと?君の与えたPKは痛すぎた。
と金髪のこの子はひどかった。
君はミスキックが、ミスパスが多すぎ。女好きのなでしこは、ミスじゃない。ミスターか?
中盤にダブルボランチがともに使われるだけの選手なら、パスが来ても他力本願になるのは当然だ。
苦しんでそいつにつないでも、すぐにリターンが来てびっくり仰天。そんなプレーが多かった。
だから、相手のチームが少しも驚異に感じない。
特に、攻撃でサイドバックにパスしてもサイドバックやサイドハーフも使われる選手だけ。
(え)バックパス多様問題
その「使われる選手だけ」という問題が、このバックパス問題につながる。
中盤は1試合ずっとパスアンドゴーしなければならないはずだが、バックパスしたら「歩く」。後ろからもらったボールを前を見ることもなく、バックパス。
サイドハーフやサイドバックにつないでもすぐにDFへバックパス。
お前らそんなにバックが好きなのか?
そんなら、俺が、文科省の悪官僚の「前から後ろから」の前川喜平のように、バックから攻めてやろうか?
おっと失礼!ジョーダンはなでしこ。
それほど、バックパスが多かった。男子チームにも言えるが、サイドバックがせっかくDFが苦労して前につないだのに、それを安易にバックパス、それも見事なロングバックパスするのを見るたびに、だめだなーこのチームと思った。
どうして自分にパスが来たのかまったく理解していない。要するにサイドから攻めろという意味だ。
問題は、安易にバックパスするというのは、
休みたい=走りたくない
という意味だ。
自分が自分の仕事をサボりたいから、いったんバックパスしてサボる。バックパスすると、見た目にはサボっていないように見える。そういう変な意味のサボりの技を身に着けてしまったのだ。
中盤は真ん中で数人に取り囲まれて相手を寄せ付けてからサイドにスペースを作り出す役目だ。だから、中盤で相手に仕掛けない限り、スペースが出来ない。
最近のサッカーの傾向としては、サッカー用語が見かけ上、あるいは、表面上カッコつけすぎる。
相手を剥がすとか、2列めとか、1列目とか、まるでサッカーのプロ専門用語のような言葉で、つまり美辞麗句で本質から目をずらせるような用語が多すぎると思う。
相手を剥がすより、かつてペレが言っていたように、
「俺が相手を全員抜いてゴールすれば良いんだろ」
というようなシンプルなサッカー用語に戻すべきだと思う。新用語を使って何かメリットがあるとは思えない。
なぜなら、サイドでパス回しして2,3人剥がしたところで、トップからセンターバックへバックパスしてしまうわけだ。
何のために、せっかくパス回ししたのかまったくわからない。
この際、なでしこリーグ、今度のプレミアリーグでは、バスケのように攻撃の5分以内シュートルールとか、ハーフライン入ったらバックパス禁止令とか、そういう日本独特の規定を設定して、安易なバックパスできないようにすべきだろう。
バックパスは見ていて股間を浪費させられているだけで、バスケやバレーのような攻撃にスピーディーさや得点の取り合いとかのおもしろさがなくなる。
(え)監督の問題
高倉監督は、最後のスウェーデン戦で、唯一のチャンスメーカーだった長谷川唯を最後に下ろした。
この采配で、この監督は、ソフトボールの宇津木監督と違い、試合中に動じてしまう傾向が見えたと言える。宇津木監督はどんなピンチになっても冷静に見事な采配を行った。動じるさまはなかった。
高倉監督にはそういう面がなかった。だから、今回の敗戦および敗退は、高倉監督の采配ミスによるといえる。そもそも、これだけ長い間やってきて、この程度のチームしか作れないというのは、無能の証明だろう。退陣が必要だろう。
やはり、アマチュア時代の監督がやる時代は終わったと考えるべきで、いまのチームを「なでしこジャパン」と呼ぶのであれば、やはり澤宮間世代の選手を監督に抜擢すべきだろうと思う。精神性から言えば、澤穂希さんが一番いいだろう。
あるいは、また佐々木則夫監督など男子の監督を入れて緊張感を作るべきだと思う。
いやはや、なでしこジャパンにこんな時代が来るとは誰が予想しただろうか?
澤時代なら、6−0で勝利するはずのチリレベルで1−0の薄氷の勝利。相手の得点が決まっていたとしたら、なでしこは予選敗退。
開催国枠で参加しただけだから、予選に出ていたら、100%本戦には出れないレベルのアマチュア女子サッカーだったと思う。
あまりにひどすぎた。
元なでしこたちからの相当の喝が来るだろう。
俺なら、全員横に並べて、ビンタだな。
オリンピックは、都民や国民の税金使っているんだからナ。