
みなさん、こんにちは。
おそらく、この新型コロナ騒動で一番恩恵を受けたのは、俺ではなかろうか?
今年2021年で私がここ阿南に引っ越してきてちょうど25年。25周年である。
我が家は1996年4月にここに引っ越してきた。
その頃の私は極度のアレルギー性のせきで悩まされていた。だから、年がら年中マスクをし、首にタオルを巻いて歩いていた。
しかも理研時代以来ずっと喉のためにアメをなめ続けていた。だから、来た頃の体重は86kg。
つまり、サングラスにマスク。そして、帽子だったわけだ。
だから、当時のこの辺の人には不審者以外の何物でもなかっただろう。
2年後の1998年に行われたアメリカ物理学会100周年記念で、アトランタに行ったときも全く同じ格好をしていた。
だから、アメリカ人にはかなり不審に思われただろうナア。
なんだ、この変な東洋人は?
そんな感じだったと思う。
しかも、夜行われた100周年記念晩餐会では、一家で参加。普通米白人は、夜の晩餐会には子連れはご法度。ベビーシッターに預ける。
しかし、我が家はそれを知らずに子連れで、当時幼稚園児を連れて一緒にいった。
すると、我々は、夫婦の分しか払っていなかった。子供は自分たちの食事を分けるつもりでいた。
なのに、なんと米物理学会は、子供にも大人と同じ食事を出してくれたのだった。子供は無料になった。
我が家の息子達は、そんな大人の食事を一気に平らげた。
その時も、私は非常にアレルギーで悩んでいたわけだ。アレルギーの薬のトリルダンを飲んでいた。いまのアレグラの2世代前のアレルギー薬だ。
それでも、会場になったジョージア州のアトランタは木々があって、アレルギーの私には非常に応えた。
当時はまだ、私のアレルギーの根本原因が、スギ花粉症だとは知らなかったからだ。
ダニ→ハウスダスト→スギ→ヒノキ→イネ→ブタクサ→一般の花粉→ホルムアルデヒド→化学薬品→シックハウス症候群→。。。
こういう感じでアレルギー体質は発展していく。
おそらく、アレルギーや花粉症の出発点がダニだというのは意外ではないか?これが事実。
私が富士通にいた頃は、すでにシックハウス症候群になっていたわけだ。
だから、2005年頃にアレルギー検査をして、ほぼすべてのアレルゲンが見つかった。
この頃、阿南高専のサッカー部の外部コーチをした。1年ちょっとで、四国高専大会で優勝。全国高専大会で初のベスト8になった。
しかし、コーチの間中、二重のマスクで練習や試合に行っていた。
そこから、2年半の減感作療法をして、2008年頃から外でもまったくノーマスクであるけるようになった。自転車でもノーマスク。
アレルギー剤も必要なくなった。
さて、何を言いたいか?
というと、このアレルギーで困っていた時、当時は、周りの人たちは誰もマスクをしていなかった。だから、インフルエンザであろうが、鼻風邪であろうが、マスクしない。咳をゴホゴホやる。
だから、私がインフルや鼻風邪をうつされると、決まって肺炎みたいな咳になり、非常に困ったのだ。
だから、いつもマスクしてくれないかナアとずっと思っていたわけだ。
こいつら、まったく医療知識ゼロだなと当時も思っていたわけだ。
咳をすれば、その中に「生きたウィルスがいる」。それが感染させる。
死んだウィルスでは感染はしない。だから、発病しない。しかし、生きたウィルスはすぐに感染させる。
あれから25年。
立場が逆転。まわりが、マスクしている。だから、俺はマスクする必要がない。実にありがたい。
もう俺はアレルギーは克服したから、ノーマスクでも外出できるし、ジョグもできる。こういう感じになっている。いまは体重69kg。
服がほとんど同じサイズだから、かなりブカブカ。見た目はそんなに変わって見えない。バンドは6cmは短くなった。
周りがマスクしていなくても何も問題はない。
しかし、周りから、咳をされたら、それから感染する可能性はある。しかし、もうマスクをしているから、俺はフリーだ。
とまあ、そういう按配で、今回のコロナ騒動で一番恩恵を受けているのはきっとこの俺だろうと思うわけですナ。