【HAARPモニター観察】3月下旬の450nTの地震電磁波到来!下旬は要注意か!?
2021年 03月 22日
2021/ 3/21 12:42 更新
太陽風磁場が南向きに大きく変化し、磁気圏活動を強めました。太陽風は600km/秒の高速状態です。
担当 篠原
昨日のニュースの直後から、
太陽風磁場の南北成分は南向きに切り替わり、
-18nTと大きく変化しました。
同じ頃に、速度も480km/秒とやや高速に高まり、
これらが重なって、磁気圏が一気に活発になりました。
AE指数を見ると、変化の最初に、
1800nTに達する激しい変化が発生しています。
短い時間ですが、
オーロラも激しい変化になったのではないでしょうか。
その後も、500~1000nTの中規模の活動が続いています。
太陽風は、昨夜、20日20時(世界時20日11時)には
600km/秒まで速度が高まりました。
27日周期の図の前周期と同じくらいの高まりです。
一方、磁場強度は5nTと平均的な強さに下がり、
南北成分の変化も小さくなっています。
変化が小幅でも、速度がだいぶ高まっているので、
磁場が南寄りに推移すれば、
磁気圏も活発な状態が続くでしょう。
ただし、グラフの最後で北向きに変化している様なので、
今後の推移に注意してください。
SDO衛星AIA193では、
南半球のコロナホールの左端は、
太陽の中心線を通り過ぎています。
5日後くらいには、
高速太陽風は終わりを迎えるかもしれません。
太陽は、2810黒点群の黒点は見えなくなりましたが、
北東の端(左上)から新しい黒点が現れています。
X線グラフも強度が少し上がっています。
どの様な活動度の領域でしょうか。