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【キャンディーズ】いま再評価されつつあるキャンディーズ!「キャンディーズは永遠です」のわけとは?

みなさん、こんにちは。

寝ても覚めてもキャンディーズ、キャンディーズから変わって、寝ても覚めても高血圧。しかし、薬が効いて多少元気が出てきた。あくまで薬の影響だろう。

それで、また元気なうちにキャンディーズでいってみよう。

キャンディーズそのもの、その時代背景、キャンディーズの周りのスタッフ、。。。などはそこそこメモしてきて、大筋理解できた。

そこで、今回は、今の状況をメモしておこう。

今の状況とはなにか?

というと、1973〜78年当時の若者たちが、特に全キャン連、キャンディーズカンパニーに所属した当時のファンたちが、世界を席巻した日本のカメラを引っさげて撮影した写真、映像、そういったものを、それから30年後〜40年後のいまネット時代、ユーチューブ時代になり、ユーチューブ動画としてアップするようになった。

要するに、

表では歌われなかったキャンディーズのレコード内のさまざまな曲目、
自分だけが撮影して持っていた当時の秘蔵映像の写真、
当時買ったLPレコードのレーベル、
当時見に行った地方公演コンサートの写真や広告やパンフレット、
そういったコンサートやカーニバルを当時のラジカセで録音した生録、
自宅のラジカセで聴いたオールナイトニッポンなどの深夜放送の録音、
自宅で見たテレビ番組の録画映像、
。。。

こういった秘蔵映像がどんどん表に出てきたわけだ。

このおかげで、当時キャンディーズをまったく知ることのなかった私のような人間、
あるいは、海外の人間で、日本のことなどどうでもよく、まったく日本国内の芸能界を知らず、
キャンディーズの存在に気づかなかった外国人、
こういった人々がいま恩恵を受けているのである。

これがいまの状況である。

この意味では、ランさん、ミキさん、スーさんがファイナルカーニバル




ラン
「わたしたちは、よく大人の人に言われました。君たちは『なんて馬鹿なんだ』。
こんな良い時に馬鹿騒ぎをして、こんなにまでしてキャンディーズをやめることはないじゃないか。
でも、わたしたちは馬鹿じゃありません。そうじゃないから、解散を決めました。
わたしたちはよく知っています。キャンディーズはすばらしいです。
キャンディーズは最高だっていうことを、わたしたち一番良く知っているつもりです。
わたしたち三人はすべてをキャンディーズにかけてきました。
MMPの皆さん、スタッフの皆さん、そして全国のたくさんのファンの皆さんが、
わたしたちを最高のものに作りあげてくださったんです。
だから、だからこそ、わたしたちは最高のまま解散したいと思います。

ミキ
「たしかに見る人から見れば、身勝手な少女趣味的な、発想だと思います。
でも、あたしたちは、少女でも、子どもでも、幼稚でも、構いません。
子どもの時から始めたキャンディーズです。
最初の決心を、ずっっと貫き、貫き通そうと、決めていました。
変な大人になるより、変な大人になるより、純真な子供の気持ちで、純真に、終わりたかった。
そしてあたしたちは、そうやって、努力もしてきました。
いま、それが、すべて、すべてできたように思います。
力強い、皆さんのたくさんの支援があったから、キャンディーズは、
あたしたちのキャンディーズは、純真なまま、いまこの瞬間に終わります。

あたしたちは、キャンディーズの一員であったことに対して、すごく誇りを持っています。
本当にありがとうございました。」

スー
最後に、わたしたちの、夢で、夢であった、この場所、この後楽園球場で、
ステージ、最後のステージをみなさんといっしょにこのステージで精一杯歌ったこと、
本当にうれしく思います。
そして、このフィナーレを本当に素晴らしいものにしてくださった、主催者の皆さん、
後援協賛のみなさん、後楽園のみなさん、大勢の関係者の皆さん、そして何よりも、
渡辺プロダクションのみなさん、本当に長い間ありがとうございました。」



で言ったように、

キャンディーズには、いま自分たちが日本最高、いや世界最高だという自覚があった。

だからこそ、ファンたちやスタッフやMMPやみんなといっしょに成長して作り上げたキャンディーズというアイドルを

最高のまま、純粋のまま、ずっと夢だった後楽園球場で、いまこの瞬間に終わりたい。



これがキャンディーズの決断だった。


あれから43年。


彼女らが正しかった。俺はそう思う。


実際、最後のファイナルカーニバルを見れば分かる。

前人未到の52曲ぶっ通し。すべてノーミス。一回こっきり。数回の早替え。

すべて過酷な激しいダンスあるいは振り付けをしながらの完璧な合唱曲だ。完璧なハーモニーを要求される。

こんな離れ技できるミュージシャンがいるだろうか?

当時こんなことができるだけの体力や知性や気力のある歌手がいただろうか?全世界探してもそんな歌手はいまもいないと思う。

一人ならまだ完璧にこなせるかも知れないが、3人のハーモニーだ。

マイケル・ジャクソンが3人で歌っているようなものだ。


こういう事実が、43年後の今になって徐々に日本人や日本の今の若者や海外の人達に伝染しつつある。

そして、いまキャンディーズの存在に気がついた外国人は、世界最高の歌手だったと言い始めている。

知らなかっただけだ。知り得なかった。

なぜなら、いまのようにメディアが発達していなかった。ビデオが普及するのももう少し後だった。パソコンもスマホもまだできる前。マイクロソフトもマッキントッシュもできる前のことだ。インターネットは存在しない。GAFAなど毛も生えていない時代だ。

いまのHeaveneseなら、自宅のスタジオからネット配信できる。しかし、そういうことが一切できなかったアナログ時代のスーパースターだ。

自宅のユーチューブ動画が全世界で人気を集めることも今なら可能。しかし、そういうことが出来なかった時代のアイドル。


それがいま認知されてきたというわけだ。まさにインターネットのおかげ、ユーチューブのおかげ。



俺個人の意見としては、当時すでに世界最高だったと思う。すでにこれにメモしたとおり。




当時、キャンディーズは表のテレビのバラエティー番組や裏の深夜放送などで、ひょうきんなコメディアン的な演出を求められた。

キャンディーズはそういうものを拒まず、すべてコメディーにも普通のお嬢さんたちとして挑戦した。

そして、有名なフレーズのギャグをネタにした。それがこれだった。

傷ついて泣いているラン助に、スー吉とミキ子と一緒に

ラン助「くやしい〜〜」
スー吉「ラン、泣かないで。私たちには時間がないのよ。」
ミキ子「そうよ、ラン。世界のキャンディーズになるまで

というネタだ。




おそらく、この当時、キャンディーズはアメリカの黒人女性3人組のシュープリームスを念頭においてそれを目指したようだ。

だから、数多くのシュープリームスや他の洋楽のカバーをしている。

いまでこそ、カバーというのは、かなり一般的になったが、他の有名歌手の歌をコンサートで唄うというのも、おそらくキャンディーズが初めてなのではなかったのか?

それ以前は、外国の有名曲を日本語に直して、一種の「和製〜〜〜」という形で、それを自分の持ち歌にするという形のもの。だから、いわゆるカバーではないと思う。

キャンディーズは、シュープリームスのカバーを行った。それもまったく独創的に3人の合唱曲に編曲し、オリジナルのダンスを入れて唱った。

他の有名曲の場合も、キャンディーズバージョンとして唱ったのだ。バックのMMPなどの演奏もすべてオリジナル。

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だから、モノマネ、翻訳、和製シュープリームスというのではなく、シュープリームスのキャンディーズバージョンだったというわけだ。すべてがキャンディーズのハーモニーとダンスや振り付けがついた。だから、すべてオリジナル。

当時は、おそらく海外とかんたんに情報比較、映像比較できる時代ではない。聴き比べやそういう事が全くできない時代だったから、あまりにキャンディーズのテレビバラエティーのイメージが強すぎて、こうしたキャンディーズのミュージシャンやアーティストとしての側面が蔑ろにされたのである。


しかしながら、今海外のミュージック・シーンをずっとみてきたアメリカ人や他の国々の人たちが、偶然ユーチューブのオススメにキャンディーズ動画が出てきて、試しに聞いたところ、その凄さ、素晴らしさに目覚め、いまの俺のように、毎日毎日キャンディーズの音楽で始まるという人が増えているのだ。

そして、そういう海外のファンたちが少なからずコメントを残している。

そんな中に、Jan Arnaudというネームの人がほとんどのキャンディーズ動画にコメントをつけているが、このアメリカのディスコ時代の大スターのシュープリームスとキャンディーズを比較して、こう書いている。

I felt in love with this pretty ladies singing beautifully this classic gem by The Supremes
シュープリームスの有名曲を美しく唄うこのかわいい女性たちに俺は恋した。

even better because The Supremes were only Diana Ross and Candies were three strong talents creating one sound.
キャンディーズはシュープリームスを超えている。なぜなら、シュープリームスはダイアナ・ロスだけだったが、キャンディーズは3つの強い才能が一つの音楽を作り上げている。


シュープリームスをよく知っているアメリカ人ですら、キャンディーズの方が音楽的にずっとレベルが上だといっているわけだ。

さらに、この人は他のコメントでは、

キャンディーズは、最高で、美しく、純粋だ

と。

つまり、彼が感じたものは、いまのあまりにセクシーさや観客への媚を売ったようなショービジネスの女性タレントたちとは違った、純粋に音楽性や芸術性やハーモニーを強調した、昔の日本女性の無垢な姿勢なのである。

これこそ、キャンディーズが、なぜいまそこで辞めるのかの説明と同じだ。

最高のまま、純粋のまま、いまこの瞬間に終わりたい。



いまのあまりにショービジネス的で金儲けに走った芸能界のタレントには、純粋さがない。

ところが、キャンディーズには、まるでクラッシック音楽のコンサートのような一回こっきりの臨場感や緊張感や純粋さがある。そこにコンサートのような、瞬間性がある。

これに我々が惹かれるのである。

もしこの純粋さがなくなり、マンネリ化したら、キャンディーズではなくなる。だから、解散したのだ。


そして、いまこうして振り返れば振り返るほど、キャンディーズがいかにすばらしかったか分かるのだ。

この意味でも、


キャンディーズは永遠です!


弥栄!






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by kikidoblog3 | 2021-03-17 11:57 | キャンディーズ

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