【新型コロナ・アラカルト】新型コロナウィルスとは何か?再考→俺「5月までにメモしてきたことが再確認されただけ」
2020年 11月 28日
みなさん、こんにちは。
奈良県立医科大学(同県橿原市)は27日、新型コロナウイルスが市販のお茶によって無害化する効果を確認したと発表した。基礎研究段階で人での効果は未確認だが、試験管内でウイルスが1分間お茶に触れることで最大99%が感染力を失っており、感染対策の一つとして期待。商品により効果に差があり、メーカーの許可を得て商品名の公表を検討するとしている。
実験は同大の矢野寿一教授(微生物感染症学)の研究チームが実施した。実験ではペットボトル入りの緑茶や紅茶など約10商品を使用。試験管内でウイルスとお茶を混ぜ、経過時間ごとの感染力を持ったウイルスの量を検査した。
最も効果が高かったのは茶葉から淹(い)れた紅茶で、感染力のあるウイルスは1分間で100分の1、10分間で千分の1以下にまで減少した。矢野教授は、人への効果について「可能性の段階」とした上で、「インフルエンザでカテキンの効果は確認されており、お茶を飲むことで同じような効果が期待される」と話した。
矢野教授によると、カテキンはインフルエンザウイルスなどの表面にある突起状のタンパク質に付着し、感染力をなくすことが確認されており、新型コロナでも同様の効果が推測されるという。
新型コロナウィルスは血液型がO型であるかまたO型の中でも少ないと言われているRh-である人は新型コロナウィルスに感染する可能性が少ないと言う研究結果が出た。
カナダ、トロント素材臨床評価化学研究所(ICES)所属の研究者は2007年から2019年までの13年間、オンタリオ州の血液型検査を受けた人のうち、新型コロナウィルスの検査を受けた22万5556人の匿名の医療記録を分析。
これにより血液型により免疫力に差があると分かった。人の血液型はA、B、AB、Oに分けられ更に詳細にRh+とRh-に分類される。みんなが知っているABO式の血液型はほとんどの人がRh+だが、ごく少数だけRh-の人が確認されている。
カナダの統計で表すと、A型は36.3%、B型は14.9%、AB型は4.5 %であり、O型はむしろ44.3%で最も多いことが分かった。アジアではA型が多いが、カナダではO型が多いようだ。
研究者はまた、参加者から示された合併症など、すべての要因を考慮して血液型による相対的なリスクを評価した。
その結果、O型はA型よりも新型コロナウィルスに感染する確率が5%低いが、すべての血液型と比較した場合、12%も低いことが明らかになった。これは統計的にO型が残りの血液型より新型コロナウィルスに感染する可能性が最も少ないことを示唆している。
更にこれだけでなく、Rh分類でRh-の人はRh+の人に比べて新型コロナウィルスに感染する可能性は平均で21%低いことがわかった。また死亡リスクについても、0型のRh-が最も低く、次いでAB型、B、A型と高くなっている。つまりA型のRh+の人は死亡リスクが最も高い、もしくは合併症にかかる危険性があるという。
日本のコウモリから新型コロナウイルスの近縁種が何年も前に発見されていたことが判明
2020年に世界中で猛威を奮った新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の近縁種がキクガシラコウモリ属のコウモリから、日本では2013年に、カンボジアでは2010年に検出されていたという研究結果が報告されました。SARS-CoV-2はキクガシラコウモリ由来のウイルスであるという可能性がかなり高くなったと大手学術誌のNatureが報じています。
Detection and Characterization of Bat Sarbecovirus Phylogenetically Related to SARS-CoV-2, Japan - Volume 26, Number 12—December 2020 - Emerging Infectious Diseases journal - CDC
https://wwwnc.cdc.gov/eid/article/26/12/20-3386_article日本のコウモリから新型コロナウイルスと遺伝的に近縁なウイルスを検出 | 東京大学大学院農学生命科学研究科・農学部
https://www.a.u-tokyo.ac.jp/topics/topics_20201104-2.htmlCoronaviruses closely related to the pandemic virus discovered in Japan and Cambodia
https://www.nature.com/articles/d41586-020-03217-0何年も前にSARS-CoV-2の近縁種がキクガシラコウモリ属のコウモリから発見されていたという報告が、カンボジアの研究チームと日本の研究チームのそれぞれからもたらされました。カンボジアのプノンペンにあるパスツール研究所のチームは「2010年にカンボジア北部で捕獲された2匹のシャメルキクガシラコウモリから近縁種が見つかっていた」と報告、日本の東京大学大学院農学生命科学研究科のチームは「2013年に岩手県の洞窟で捕獲されたコキクガシラコウモリから近縁種が見つかっていた」と報告しました。岩手県で発見された近縁種は研究チームによって「Rc-o319」と名付けられています。
東京大学大学院農学生命科学研究科のチームはRc-o319についてウイルスゲノム全長の配列決定と進化系統樹解析を行うことで、Rc-o319がSARS-CoV-2と遺伝的に特に近縁であることを確認しています。Rc-o319とSARS-CoV-2を進化系統樹で図示したものが以下で、これらの近縁種にはコウモリから発見されたウイルス(黄色のコウモリアイコン)とセンザンコウから発見されたウイルス(緑色のトカゲのようなアイコン)が多いことも判明しています。
また、Rc-o319がヒトに感染するかどうかに関する検証も東京大学大学院農学生命科学研究科のチームは実施。その結果、Rc-o319は宿主であるコキクガシラコウモリの細胞には感染しましたが、ヒトの細胞には感染しないことが明らかになりました。
東京大学大学院農学生命科学研究科の研究チームは「Rc-o319はヒトに感染する可能性は極めて低い」と結論付けており、世界で猛威を奮うSARS-CoV-2がヒトに感染するように変異する可能性を考察するため、「中間宿主」となる存在について調査を実施するべきだとしています。
今回発表された日本とカンボジアの近縁種の他にも、中国ではSARS-CoV-2に最も遺伝子的な関連性が高いとみられる「RaTG13」が発見されています。RaTG13はSARS-CoV-2に変異したウイルスではないそうですが、ゲノムの差がわずか4%しかないことから「共通の祖先を有している」と考えられているとのこと。細胞レベルでの実験では、RaTG13がヒトに感染する可能性も示唆されています。
カンボジアと日本からの報告について、中国の浙江大学に所属するコウモリ由来の感染症の専門家であるアーロン・アーヴィング氏は「SARS-CoV-2の近縁種がまだまだ研究室の冷凍庫に保管されている可能性があります」とコメント。カンボジアの研究チームに携わったカリフォルニア大学デービス校のトレーシー・ゴールドスタイン氏は「SARS-CoV-2は突如として現れたウイルスではありません。SARS-CoV-2の近縁種は我々が意識するはるか以前から存在していました」と語っています。
2020年11月18日、日本政府観光局(JNTO)は訪日外客数の2020年10月推計値を発表しました。10月の訪日外客数は27,400人と、13か月連続で前年同月を下回りましたが、実数としては7か月ぶりに2万人を突破しました。10月は、全世界を対象に中長期の在留資格を持つ外国人の入国が認められるようになったことから、訪日外客数は増加傾向にあると考えられます。
https://honichi.com/news/2020/11/24/honichigaikyaku2020october/