【朗報】望月新一博士の「ABC予想解決」確定!→証明論文ついに大手欧文誌に掲載!
2020年 04月 03日
数学の重要な未解決問題として知られる難問の「ABC予想」を証明した京都大の望月新一教授(51)の論文が学術誌に掲載されることが決まった。京大が3日、発表した。従来の数学とは全く異なる革新的な理論に基づく論文で、その正しさが専門家による審査で認められた。世界の数学史に残る画期的な業績で、今後の数学の研究に大きな影響を与えそうだ。
望月氏が執筆したのは、4本の論文で構成する「宇宙際タイヒミューラー理論」。自身が所属する京大数理解析研究所が編集し、欧州数学会が発行する権威ある専門学術誌「PRIMS(プリムス)」の特別号に掲載が決まった。
共同編集委員長として審査した柏原正樹特任教授は取材に対し「ABC予想を証明した望月氏の論文が正しいものであると判断した」とコメントした。望月氏は「取材に応じる意向はない」としている。
ABC予想は3つの自然数と、それぞれの素因数について成り立つ関係を示した不等式で、1985年に欧州の数学者が提示した。証明は極めて難しく、実現すれば他の多くの未解決問題も証明できることから、整数論の重要な課題となっていた。
望月氏は平成24年、自身のホームページで宇宙際タイヒミューラー理論を発表。全く新しい概念に基づく独創的な数学理論で、これを使えば重要な未解決問題の「リーマン予想」を証明する糸口が見つかる可能性もあり、欧米の科学誌が「21世紀最大級の数学的成果」と報じるなど世界的な注目を集めた。
論文は計600ページを超える異例の長文。内容は極めて難解で、理解できる数学者がほとんどいなかったため検証に時間がかかっていた。学術誌への掲載というお墨付きを契機に理解者が増えれば、この理論の研究が世界で活発化し、数学に革命的な進歩をもたらすと期待されている。
望月氏はプリムス誌の編集委員長を務めているが、今回は望月氏が関与しない特別の編集委員会を設置して審査した。
◇
■ABC予想 AとBの和がCになる3つの整数について、それぞれの素因数を使ったある不等式が成立するとした予想。1985年に仏ピエール・マリー・キュリー大のJ・エステルレ氏とスイス・バーゼル大のD・マッサー氏が提起した。数学の重要な未解決問題の一つで、証明されると他の複数の難問も連鎖的に証明できるとされる。
最後に、本記事の内容を簡単に総括したいと思いますが、総括するに当たって 「恐れるべきものは恐れ自体のみ」
という有名な格言が頭に浮かびます。例えば、五百年や千年後の知識人から見て、IUTeichを巡る大きな世界的な混乱は歴史の一幕としてどのように総括されるのだろう、ときどき考えることがあります(このような考え方は2019.01.02付けの記事にも登場します)。そのような歴史的な視点に立って状況を俯瞰すると、まず、純粋に数学的な内容の面では、先ほど詳しく解説した「∧・∨」の誤解こそが混乱の本質的な原因であることが言えるかと思います。しかし、先ほど指摘した通り、数学の研究者の議論においてこのような誤解はまさに日常茶飯事であることも紛れもない事実であり、正常な、建設的な議論が行なえるような空気さえ確保されていれば、このような誤解は数分~長くて数週間のうちに非常に効率よく処理できてしまうのです。つまり、本記事の標題の「ブラックホール」の話に戻りますと、本来なら淡々とした技術的な数学的な議論を主体としているはずの、論文の審査や数学の研究者の議論の場ですが、・正常な、建設的な数学的な議論を行なっている研究者をトンデモ系の「狂った異端者」として描き、その上、・威圧的な政治的な空気や恐怖を撒き散らし、また場合によってはネット上の誹謗中傷で威圧的な空気や恐怖を拡散させ、更に、
・その恐怖の文化という虚構に対して「忖度」や萎縮の塊と化して跪き、機能不全・機能停止に陥ってしまう関係者を究極的に潔い人格者として持ち上げる