台風19号の線状輸送帯
みなさん、こんにちは。
さて、次なる台風20号も登場した。そこで今回の台風19号を一応検証してメモしておこう。
2019年10月11日にメモ
したように、当初関東直撃コースでカテゴリー5〜6クラスで直撃すると気象庁は予想したが、米CIMSSは直撃時にはカテゴリー1に落ちると予想していた。
ところで、台風のカテゴリーは、台風の強さ=台風の風速と規模から推定している。だから、カテゴリー6というと風速80m/sとかというもので計算している。
だから、雨がどれほど降るかという意味において、台風がどれだけ水分を捕獲しているか、あるいは、台風がどれだけ雨を降らせる可能性があるか、という問題について正確な答えを与えなかった。
だから、気象庁は激甚災害の可能性があるとは言うものの、それはカテゴリー6クラスで秒速80mの暴風で大災害が起こるという意味だと考えられた。
ところが、実際には風はたいしたことなく、米CIMSSの予想通りであったようで、その代わりに「天気の子」のような猛烈な集中豪雨となった。そして、関東及び東日本全体が水没した。
地下鉄網と地下都市のある東京は水害が天敵だからそれなりの対策が取られていたが、民主党政権時代に「コンクリートから人へ」の掛け声の下で蓮舫と枝野幸男の推奨した「事業仕分け」のせいで、地方のダム工事、母岩工事、河岸工事が切り落とされて手薄になった地方が川が決壊大洪水の惨劇にあった。
報道で見た印象では、あの2011年の3月11日の大津波地震の映像とダブル感じがあった。この時も、今回もここ徳島阿南は幸いにも無傷で災害ウォッチャーでいることができた。
実際、このあたりは長い年月の台風の通過地であり、人が住むのはそれに耐えてきた場所であるため、この辺は以外に台風の暴風雨には強い。
また、これについてはそのうちまたメモすることがるだろうが、この辺は1960年代から1970年代の高度成長期に建てられた鉄筋コンクリートの家が多く、そういう鉄筋コンクリート建築物は台風に強い。せいぜい経年劣化による雨漏りがする程度である。
これに対して、いまの関東全域の最近の家は軽自動車同様に経済効率だけを考えて建てられているため、暴風雨には弱い。アメリカの平民の家と同様にサイクロンや竜巻が来れば吹っ飛ぶ。
したがって、この建築法の問題はまた考えるべき問題だといえるだろう。
さて、話をもとに戻して、はたして台風が来る前と通過中と通過後でどうなったか?これをメモしておこう。以下の通りだった。
2019年10月11日7時

2019年10月11日23時

2019年10月13日0時

ここでは、わかりやすく、台風19号とこの台風に大豪雨をもたらす水源となった太平洋沖の海水との関係を「線状輸送帯」と名付けることにした。
要するに、これが胎児と母親の母体とをつないで血液を胎児に送る「へその緒」のようなものである。
太平洋の熱水地帯が母体になり、そこから台風の渦の中へ雨のための水蒸気を輸送する「へその緒」のことである。
最近の梅雨前線や秋雨前線のときに現れる「線状降雨帯」と同じようなものである。これが台風にも存在するのである。
その結果、実際の降雨はこういう感じだった。
2019年10月11日10時45分
2019年10月11日19時20分
2019年10月12日0時05分
不幸だったのは、台風の通過が夜だったこと。その結果、人間は周りで何が起こっているかまったく見えなかったことである。
この意味では、我々一般人も災害対策用として暗視野ゴーグル
まさに吉野彰博士のリチウムイオン電池のおかげだろうが、こういったものが自治体や民間にも必須アイテムだろう。
それにしても水害の度に思うのは、どうしてマツダは水陸両用のデミオを作らないのか?ということだ。トヨタや日産もどうして水陸両用者を作らないのか?
まあ、自動車が水没すれば即廃車だから、それだけ新車販売が好調になり儲かるという打算のせいだろう。が、しかし、買う人自体が被災で貧乏になったり、死んだりしたら、購買者がいなくなわるわけだ。子供が死ねばその分自動車販売は減る。
私は日本政府は自動車業界に民間用の水陸両用車の作製を喫緊に要請すべきだと思う。いくら「平常時」の自動運転の完成目指したところで、我が国の事情では、あまり意味のないことになるのは明白である。ちょっと雨に濡れたら水没するような車で自動運転なんてしても機能しないだろう。
いずれにせよ、降雨ナウキャストの降雨量の変化を見ても分かるだろうが、台風19号は接近する前にはほとんど雨が降っていなかった。気象庁やTVマスメディアもわかったようなふりをして台風の雨が降るのは「台風の右側」だと説明していた。
ところが、実際の台風19号では、雨は台風の上から左にかけてだったのだ。これをもっと研究すべきだろう。
私の考えでは、界面を這うようにやってきた水蒸気を大量に含んだ熱水の風が、我が日本の地形で急速に上昇気流に変わったために、台風によるフェーン現象のようになり一気に含んだ水分を日本へ降り注いだということだろうと思う。
ところで、母岩工事、河岸工事で最近非常に私が関心を持つのは、例のアフガンを緑地化した中村哲医師の行った手法である。
(不思議なことにこれは拡散できないようにYouTubeで特別扱いされているようだ。)
これは江戸時代の三河地区、つまり、愛知県の江戸時代の河川工事のときに使われた工法だという。蛇籠(じゃかご)という針金で亀甲模様に編んだネットに岩石を詰め、それを河岸に落とす。その繰り返して河岸工事を行うという方式の工法である。コンクリート工法ではカネがかかるし、現地のアフガン人には作れない。そこで江戸時代の日本の方式を使ったら見事にハマったというのである。
こういう日本人特有の知恵はユダヤ人にはない。白人にもない。そもそも彼らには歴史がない。なぜなら常に帝国主義で移住しているからである。だから移住した先は発展しても移住前の地は衰退し砂漠化する。だから、私はユダヤ白人種「イナゴ説」をとる。
かつて私の出身の山梨には武田信玄がいた。これほど大量に雨が振り、山梨の甲府盆地も水害被害が出るはずと思うだろうが、それがまったく出なかった。出たのは山間の大月である。
それは、500年前に武田信玄が甲府盆地の灌漑事業に明け暮れて、当時の水害対策でほぼ人生の半分を費やしたからである。それで甲府が扶翼な地帯になり、武田信玄公は天下統一に出ていったのである。
NHK大河劇 武田信玄 14(中文字幕)
信玄堤
この武田信玄は、まだNHKが朝鮮人理事に乗っ取られる前のドラマだから、そこで番組の初めに取り上げられる当時の時事問題、これが結構今見ると興味深い。
水を制するものは天下を制す。
水をもって水の勢いを削ぐ。
これを見て分かることは、中村哲医師が彼の地元の江戸時代の三河から学んだ治水事業は、そのルーツは武田信玄にあったということである。
つまり、武田家は織田豊臣徳川の鉄砲隊の前に散ったわけだが、その後天下の武田の家臣はすべて徳川家の家臣になった。そして後の江戸幕府を開いたとき、その重鎮の大半が甲斐源氏のルーツのものだった。真田幸村もそもそも武田信玄が見出した豪傑だった。
というわけで、たしかに甲斐武田の治水工事の工法が江戸まで続き、そしてそれが中村哲医師を通じてアフガニスタンを緑化したのだ。
こういうふうに我が国の知恵は後世に見事に伝達されるのである。それは宗教に無関係のユニバーサルな手法だからである。
おまけ:
上のわたしの主張通りの結果が今朝の新聞紙に出たようだ。
これが武田信玄公が「智将」と言われた理由であった。